令和4年(2022年)4月から成年年齢が引き下げられます

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令和4年(2022年)4月から成年年齢が引き下げられます

日本での成年年齢は民法で定められています。民法改正により令和4年(2022年)4月1日から成年年齢が20歳から18歳に変わります。令和4年(2022年)4月1日に18歳、19歳に達している方はその日から新成人となります。

自動車手続きも成年年齢が引き下げられることにより必要書類が変更になる可能性があります。
現時点(2021/11/29)で正式な発表が無いため確定ではありませんがおそらく変更されると思います。

未成年者が自動車の所有者になる場合は通常の必要書類に加えて、親権者の同意書、親権者の印鑑証明、続柄が確認できる戸籍謄本などがなければいけません。
しかし、成年年齢が引き下げられれば上記の書類は不要になるとおもいます。

親の同意がなくても一人で契約が可能

成年になれば親権者の同意がなくても、自分の意思でさまざまな契約ができるようになります。
未成年者が契約する時は、親などの法定代理人の同意が必要とされており、その同意がない契約は原則として取り消すことができますこれを《未成年者取消権》といいます。
ですが、成年になるとこの《未成年者取消権》は行使できなくなります。
契約を結ぶかどうかを決めるのも自分、その契約に対して責任を負うのも自分自身になります。

つまり、自動車の売買契約も親権者の同意無く進めることが出来るようになります。

契約する時によく注意して検討しましょう

成人になりたての方は契約に関する経験が乏しいこともあり、内容をよく理解しないまま安易に契約を結んでしまう事があります。成人になり《未成年者取消権》が適用されなくなった途端、言葉巧みに強引な勧誘をする悪質な業者もいます。
成人の方でも内容をよく確認せずに契約をしてしまった事により、トラブルが起きてしまうことはあります。
消費者トラブルのリスクを避けるためには、契約に関する知識を学び、さまざまなルールを知った上で、その契約が自分にとって本当に必要なものかどうか確認しましょう。
契約を交わす前に親権者と一緒に契約の内容について確認するのもいいでしょう。

被害に遭ったときはすぐに消費者センターに相談して下さい。

 

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Posted by crown